アルバム「JAPANESE POP」を評価してみる
2010年にリリースされ、オリジナル曲のアルバムとしては一番新しい安藤裕子の「JAPANESE POP」は、大人の魅力がふんだんに入ったアルバムになっています。1曲目から最後の曲まで徹底して大人びたバラードが収録されていて、落ち着いた雰囲気で聴きたいような作品です。このアルバムの中で筆者がおすすめの曲を紹介していきたいと思います。
court
温かな情景が描かれていながら、せつなさが込められている曲です。どこかに盛り上がりがあるような曲ではなく、最初から最後までゆったりとした曲調を楽しむような曲になっています。そこが、普段の何気ない風景の中の良さみたいなものを表現できているのではないかと思います。
Sleep Tight Mr. Hollow
アカペラで、いくつもコーラスが重ねられた曲です。その点では安藤裕子の曲の中で貴重な曲だと思います。短い曲なのですが、その短い中に綺麗な声が凝縮されていて、聴き入ってしまいます。このアルバムの中ではある種のアクセントになっています。
摩天楼トゥナイト
筆者の中では、この曲が「JAPANESE POP」の中でも一番大人の魅力の入った曲です。なんとなく松任谷由美を感じさせるような音使いと、安藤裕子のまったりとした歌声がすごく合っていると思います。都会の夜景を見ながら聴きたい曲です。
問うてる
色々なことを自問自答しながら生きることについて考えていく、そんな歌詞が印象的です。最初のピアノと手拍子のイントロが魅力的で、その後のなんだか投げやりな感じの、それでも明るさがある曲調には聴き入ってしまいます。ちょっと不思議だけど心地いい、そんな曲だと思います。
Paxmaveiti-君が僕にくれたもの-
明るいバラードの典型というような印象を与える曲です。少し暗めの曲が多いこのアルバムでは際立って聞こえます。途中で流れる鐘の音がいいアクセントになっていますよ。
歩く
優しく歌われる部分から力強いサビの部分にかけて、せつなさが込み上げてくるような曲です。少し悲しみを抱きながらも前に進んでいくような意志を感じます。最後の曲にふさわしい曲だと思います。